技術

タニタの体重測定技術

体重の正確な測定

体組成の測定には、まずは体重測定の正確さが重要です。医療機関でカルテに体重値を書き込む場合や、研究発表用のデータとして体重測定を行う場合、用いる体組成計や体重計の精度が法的に保証されている必要があります。

タニタの業務用体組成計や体重計は、型式承認を取得し、出荷時に基準適合証印(検定証印と同等)を付しているいわゆる「検定付きはかり」です(DC-13Cを除く)。 耐久性も精度も保証されていますので、安心してご使用いただけます。

指定製造事業者として

計量法では、特定計量器のうち、公的にその精度を保証する必要がある計量器について、都道府県の行う検定を受けることが必要とされています。検定を受けた証として付される「検定証印」と同じ法的効力があるものが、「基準適合証印」です。一定水準以上の品質管理能力と製造技術を有する製造事業者については「指定製造事業者」として自主検定を行い「基準適合証印」を付すことができます。

タニタの秋田工場は、経済産業省より「指定製造事業者」の指定を受けています。自社の優れた品質管理の下、計量法の厳しい審査を通過した測定器を製造・出荷、会社設立以来一貫して、世界のお客様に最高の満足を提供するための努力を継続しています。

タニタの体組成分析技術

自社独自のアルゴリズム

体組成計測では、基本となる体重計測に加えて、インピーダンス(生体組織の電気抵抗値)の情報と、機器に搭載されているアルゴリズムを用いて分析を行います。

アルゴリズムとは、インピーダンスに基づく体組成の算出式であり、体組成計の精度を決定する最も重要なファクターと言えます。アルゴリズムの精度の証明は、測定項目ごとのゴールドスタンダード(基準測定法)によって得られたデータと、どれだけ一致するかを比較検証することで示されます。タニタの体組成計に搭載されている「タニタアルゴリズム」は、国内外合わせて15,000人以上の生体データを収集して開発された独自のアルゴリズムであり、ゴールドスタンダードと高い相関を実現しています。

「タニタアルゴリズム」を支える3つの技術、およびゴールドスタンダードとの高い相関を示すエビデンスについて、以下ご説明いたします。

4C法による正確な基礎データ

最新のタニタアルゴリズムは、4C法(4-Compartment Model Method)で取得されたデータを基に開発されています。4C法は、「DXA法(Dual-energy X-Ray Absorptiometry)」、「空気置換法/水中体重秤量法」、「重水希釈法」、「体重測定」の4つの方法を組み合わせて総合的に分析する方法で、体組成を4つのCompartment(脂肪、ミネラル、たんぱく質、水分)に分けて分析します。

 

1992年、タニタが世界で初めて乗るだけではかれる体脂肪計を発売した当時は、基礎データに2Cモデルである水中体重秤量法を採用していました。その後長年にわたり3CモデルであるDXA法データを採用していましたが、2019年、新たに4C法のデータ基づいたアルゴリズムを開発しました。

従来採用していたDXA法による基礎データは、からだの厚みがある方(アスリート、肥満者)などや、むくみがある方では、精度が低下するという課題がありました。4C法は、4種の方法からのデータ組み合わせて総合的にデータを取得することで、DXA法の課題を補うことが可能となりました。

カテゴリ別の精緻なアルゴリズム

タニタの体組成計は、性別、年代(成人・小児)、体型(アスリート・スタンダード)別のアルゴリズムを搭載しているのが大きな特徴です。これは、1万5000人以上の豊富なデータを有しているタニタだからこそできる技術です。

男性と女性、大人や子供、アスリートと一般の方では、骨格やからだのつくりが特徴的に異なっています。例えば、ある男性と女性で、計測されるインピーダンスの値が同じでも、実際の体脂肪率や筋肉量が異なる、ということがあります。タニタでは、このような問題に対応するため、カテゴリ別のアルゴリズムを開発、男性は男性のデータに基づくアルゴリズム、女性は女性のデータに基づくアルゴリズムで分析を行うことによって、より正確な分析を可能にしています。

多周波測定

電流は、その周波数によって組織内を流れる経路や生体内を流れる経路が異なります。周波数が低ければ細胞外を、高くなるにつれて細胞内にも流れるようになります。タニタの体組成計はこの性質を利用し、高周波と低周波の電流を複数流すことで、細胞内外の情報を得ています。

タニタのプロフェッショナル体組成計は、全ての機種で多周波測定を行っています。その中で3種類以上の周波数を用いて測定するマルチ周波数測定と、2種類の周波数を用いて測定するデュアル周波数測定があります。

         

豊富なエビデンス

タニタの体組成計による分析結果は、ゴールドスタンダードと呼ばれる基準測定法との比較により、高い精度であることが証明されています。

 

体組成計では、一般的に、低体重や過体重の人ほど誤差が大きくなると言われていますが、タニタアルゴリズムは幅広い体形データに基づいて開発を行い、いずれの項目においても高い精度を実現しました。 全身の脂肪量や筋肉量についての相関は0.99と、極めて高い相関を示しています。

また、サルコペニアの診断で用いられるSMI(Skeletal Muscle Mass Index:骨格筋量指数)は、四肢筋肉量/身長²で計算されます。 四肢筋肉量についての相関は男性0.93、女性0.91と極めて高い相関を示しており、SMIの分析精度が特に求められるサルコペニア領域においても、タニタの体組成計は有用です。

その他測定項目においても、タニタは多くの測定項目のエビデンスデータを公開しています。

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